５月２７日(水)～５月３０日(土)に二年生の修学旅行が行われました。

　本校ならではの貴重な日本古典芸能体験学習が京都市内で行われました。

　初日は、藤森神社で雅楽「越天楽(えてんらく)」「陪臚(ばいろ)」の鑑賞の後、演奏家の皆様のご指導で生徒全員、笙・篳篥(ひちりき)・龍笛・鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)の楽器体験をさせていただきました。時が過ぎるのを忘れ、熱心に取り組んでいました。その後、舞楽「蘭(らん)陵(りょう)王(おう)」の鑑賞をしました。

　二日目は、河村能舞台で、能楽講座を受講しました。代表者が舞台体験、鼓・太鼓の楽器体験をさせていただきました。その後、能「屋島」の後半を鑑賞しました。劇的な演技・演奏はもとより、能舞台の持つ奥深い響き・空間の力を感じる貴重な体験となりました。

　四日目、京都文化企画室では、着物を着せていただき、日本舞踊と長唄の三味線両方の体験をしました。曲は「吾妻八景」から「佃の合方」でした。仕上げは立方(たちかた)（踊り）と地方(じかた)（三味線）を交互に勤めて、幾度も、踊り、奏でるという感動的な体験でした。

　これらの体験が今後の音楽学習に必ず役立ってくれるものと思います。