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音高キャンパスライフ:「バリアフリー」「ノーマライゼーション」を考える ~福祉教育プログラムを実施~
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附属高等学校では、建学の精神の「和」のこころの実践の一つとして人権教育を実施しています。この人権教育授業の一つが福祉教育プログラムです。
このプログラムでは、視覚障害者・高齢者・車いすユーザーの心を推察し、介助者の役割も理解するために、アイマスクと白杖の体験・高齢者疑似体験・車いす体験を実施します。
目的の一つは、学校生活や日常生活での人権に対する意識向上です。また、「バリアフリー」や「ノーマライゼーション」の言葉の意味はもちろんのこと、それらの実感や今後自分は何が出来るかという意識を持ってもらうことにあります。その上でどう自分が行動していくかという課題に直面するわけですが、日常生活における実践と同時に、音楽という自分の専門を、「バリアフリー」や「ノーマライゼーション」という観点で捉え、どうやって音楽活動の一環として考えるかということも重要といえます。
今年度は、3月15日(火)・16日(水)の二日間行いました。
生徒は体験者・介助者・観察者に分かれ、お互い声をかけながらコミュニケーションをとり、意欲的に参加しました。体験後のアンケートでは、
「相手の立場を考え、積極的に助けられるようになりたい」
「少しの段差がすごく怖い」
「自分が車椅子に乗ったとき、怖かったから、その人の気持ちを考えてあげようと思った」
「命を預かることの責任を大きく感じた」
「自分たちでは気付かないところが、人によっては命を左右する大事な役割を持っているということを今回の体験で学ぶことが出来た」
など、生徒は様々の人の立場や役割を実感し、考えさせられたようです。
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